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2013年6月14日

薬ネット販売:ドラッグストア協会も解禁


 一般用医薬品(市販薬)のインターネット販売を解禁する閣議決定を受け、日本チェーンドラッグストア協会は14日、東京都港区の事務所で記者会見し、会員企業に要請していたネット販売の自粛を解除すると発表した。宗像守事務総長は「対面販売の利点を否定されたようでやるせないが、自粛する根拠を失った」と方針転換の理由を説明。解禁反対派の中心だった同協会が容認に転じたことで、今後ドラッグストアによるネット販売の流れが急加速しそうだ。

 同協会は今月4日、日本薬剤師会、薬害被害者の代表者などと共同で解禁に反対する記者会見を開いたばかり。今年1月の最高裁判決後も「安全性を確保するルールが整備されていない」として一貫して反対を主張していたが、政治決着により方針転換を余儀なくされた。協会の名誉会長を務める松本南海雄・マツモトキヨシホールディングス会長兼社長も14日、現在は副作用のリスクが最も低い第3類医薬品のみ扱っている自社サイトで、よりリスクが高い風邪薬など1、2類の販売を始める方針を表明した。

 ネット販売賛成派の業者でつくる日本オンラインドラッグ協会はすでに独自のガイドラインを作成している。チェーンドラッグストア協会も「来週中にもガイドラインを公表したい」と対策を急ぐ方針だ。【西浦久雄】


2013年6月14日 毎日新聞

 



 

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