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2014年11月10日

カイコ使いインフルワクチン 生産量100倍、免疫効果10倍 北大出身の研究者ら開発


 人工のDNAを基にカイコを使ってインフルエンザワクチンを安価に大量生産する製造法を、沖縄県名護市のベンチャー企業・生物資源研究所が世界で初めて開発した。
鶏の受精卵を使う従来の方法に比べて生産量は100倍、免疫効果は10倍。猛威を振るう新型インフルエンザ やエボラ出血熱のワクチン作りにも活用が期待される。

  同研究所の根路銘(ねろめ)国昭所長(75)は沖縄出身で北大獣医学部卒の獣医学博士。国立予防衛生研究所に長く勤め、世界保健機関(WHO)インフルエンザ・呼吸ウイルス協力センター長なども歴任したインフルエンザ研究の世界的権威だ。旧厚生省を退職後、2001年に研究所を立ち上げた。

  今回開発した製造法は、インフルエンザウイルスのDNAに、カイコのDNAの一部を組み合わせた「多重ハイブリッドDNA(キメラDNA)」を作り、これをカイコに移植して、ワクチンとなるタンパク質を作らせるというもの。

 キメラDNAはコンピューターで設計。ウイルスのDNAに、カイコのDNAの一部を挟み込んで作成し、これを増殖させて、「バキュロウイルス」のDNAに接合した後、カイコのさなぎに接種する。カイコは自分の遺伝子と勘違いして、ワクチンの基となるタンパク質を作り出す。出来上がったものは天然のウイル スとよく似ているという。

  受精卵を使う従来のインフルエンザワクチン製造法では、卵1個当たりの生産量は1万単位前後、免疫効果を示す血球凝集阻止価は512〜1024。これに対しカイコは、1匹当たり100万単位、血球凝集阻止価は4096〜8192と、卵を上回った。
  カイコのさなぎは1個10円前後と、受精卵より大幅に安い。短時間で生産でき、副作用も病原性も認められないという。

  この製造法は、世界的な学術出版社・エルゼビア(オランダ)発行の専門誌「Vaccine」オンライン版に掲載された。


(編集委員 橘井潤)<どうしん電子版に全文掲載>

2014年12月11日どうしん

 



 

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