●「関西No.1レポーター」、或いは「ロケの神様」の異名を持つタージンさんのお話をうかがいに参りました。よろしくお願いします。


そんな、褒め殺しはやめてくださいよ。褒め殺しは私の得意技なんですから。(笑)
 今もって修行中の身ですのでよろしくお願いします。それにね、まだまだ関西ローカルタレントと呼ばれているのもよく承知しておりますので(笑)


●今日は鳥料理専門店に来たんですが、タージンさんはウーロン茶ですか?


 わたし酒は一滴も飲めないんです。いや、ホントに。


●へぇ~っ、それは意外です!グルメとお酒はワンセットだと思っていましたが・・・


 病院で注射の前に腕をアルコール消毒するでしょ。
 わたし、それだけで腕が赤くなりますねん。ウィスキーボンボンなんか食べて車の運転したら飲酒運転で捕まりますよ。
 大学の1,2回生のころは苦しかった~。
 落研に所属していましたからコンパやら、やたら多いんですよ。あの当時は先輩に「飲め!」と言われたら飲まなしゃぁないんですわ。その後ざこば師匠に弟子入りしたときも辛かったですわ。
 飲むと頭は痛くなるわ、気持ちは悪くなるわ、挙げ句の果てにゲロゲロパーですわ(笑)
 それでもみんなが言うんです。「みんな最初は飲めないもんや。飲んで吐いて、飲んで吐いてを繰り返してみんな酒に強くなるんや」と。
 わたし、数年間頑張りましたが、もう悟りました。
 体質なんですよ。もうこれはどうしようもない。「何度も吐いているうちに強くなる」なんて嘘ですわ。少なくとも私には当てはまりませんな。


●お酒を飲まずタバコも吸わず・・・健康的ですよね。


 レポーターが不健康ではシャレになりませんよね。
 よく食べて、よく歩き、明るく大きな声で話す。
 これが私の健康法です。
 でもね、実はわたし、糖に関して不安があるんですよ。体質的なこともあるので普段からかなり気をつけていますよ。


●食事のレポートなんかをなさっていて、不安を感じることはありませんか?


 普段からきっちりケアしているので、仕事上で不安はありません。
 でもね、たまにありますよ。
 「これ以上食べるとヤバイんじゃないか!?」って思うことがね。


●たとえば?


 食べ物のロケって「特集モノ」が多いんです。
 たとえばプロデューサーから「今日はカレー特集になります」と言われたら、その日、朝から夕方までに5~6杯のカレーライスを食べることになります。
 収録直前にわたし、店主に言うんですよ。「すんません、今日はずっとカレーを食べることになりますので、食べ残すことを許してくださいね」って。
 店主さんたちはみなさん快く「そりゃそうですよね。気遣わずに残してもらって結構ですよ。」って言ってくれるんです。でもその後に大体言いはるんですわ。「ウチのルーはよそとは違うんで、全部食べられるんちゃいますかねぇ」


●「気配りのタージン」さんとしては食べ残せない?


 店主の方がそう言い切られるのに、残せますかいな!
 「あまりのおいしさに全部たべてしまいましたわ!」って言うたら、店主の方も気分良く応じてくださるし、食べるシーンのいい絵もとれますしね。
 レポーターは食べるのが仕事ですからね。もともと食べるのは好きですし。
 讃岐うどん特集のロケでは、1日で10杯位のうどんを完食しました。「完食!」ですよ。
 和菓子のスイーツ特集では、大きなおまんじゅう22個とぜんざいを6杯。全部残さずたいらげましてね、そのあと未練たっぷりな感じで指まで舐めるんですよ。
 実際は、「もう限界や~!」と思いながらもね。(笑)


●糖に関して不安になるきっかけは?


 10年ほど前にテレビのロケで札幌に行きましてね、確か味噌ラーメンの特集でした。
 例によって味噌ラーメン食べまくりですわ。
 3軒目ぐらいのラーメン屋さんでレポートをしようとしたんですが、あまり声が出ない。滑舌がすっごくわるいんです。「おっかしいなぁ」ということで、翌日、病院で診てもらったんですわ。
 そしたら先生が「糖の管理に気をつけなさいよ」忠告するんです。
 気をつけなさいと言われても、食べ物の仕事を辞めるわけにはいきませんからね。
 私の一番好きで得意な分野ですからね(笑)


●それで生活の中に、健康的な習慣を取り入れた?


 そうです。自分の体質というのは一生付き合っていかないといけないものですからね。 必要ならば薬も飲みますが、できるならば運動や自然食品で対処したいですね。
 まず第1に普段の食生活を改善することから始めました。ドカ喰いせず野菜もたっぷり摂るようにしています。
 第2に、運動です。時間があるときはジムに行って泳いでいます。
 第3に、気持ちを常に前向きにすること。「病は気から」といいますからね。明るく前向きに生きています。
 薬はできれば飲みたくないんですよ。
 薬は自分の体の自然治癒力を奪っていくようでね。できれば自然療法的なものを取り入れて体質改善できればいいと思っています。
 それで、カイコを紹介されたときに「これはいいかも!」と思って飛びつきました。
 即効性があるとは思いませんが、気長にじっくりと取り組むには良い素材だと思います。今までサプリは長く続けたことないんですけど、カイコのタブレットはずっと飲み続けてみたいです。食事会の時なんか事前に5粒ぐらい飲むんです。もちろん食べ物のレポートをする前にも。
 飲みやすくて、持ち運びにも便利ですよね。(カバンからカイコのサプリを取り出して)今もほら、5粒飲んだばかりです。
 これが粉末のままだったら続ける自信ありませんわ。便利なのが一番です。
 自分の体質と一生付き合っていかないといけないのに、面倒くさいことだと長く続けられませんからね。


●食のレポートが多いようですが、ご自分で料理をつくることは?


 あまりやりませんね。
 でも得意なのは「ポトフ」です。料理のロケでシェフの方に教えていただいたんですよ。
 鍋に人参でも大根でもジャガイモでも入れてね、もうしつこいぐらい炒めてかき混ぜてスープにするんです。野菜の甘味が出てとってもおいしいんです。
 家で一度つくってみたらえらい好評でしてね。
 それ以来、妻は料理するのが面倒くさい時に、「あー、あのおいしいポトフが食べたいなぁ」って言うんですよ。子供にまで言わせたりして。(笑)
 うまく利用されているような気もしますが、悪い気はしませんね。


●タージンさんは近視なんですか?


 いえいえ、視力は正常ですよ。近頃老眼が入ってきましたけど・・・
 この眼鏡はダテです。
 ほら、(レンズ部分から指を出して)レンズが入っていないんです。眼鏡はトレードマークのようなものですわ。
 レンズがあると、うどんとか食べるときに曇るでしょ?わたしは目で勝負しますから(笑)、眼鏡が湯気で曇ると大変なんですよ。
 レンズがあると照明にも反射したりするでしょ?
 私のロケをご覧になる皆様は、私の「目ぢから」に注目してくださいね。(笑)


●これからもご活躍を期待しています。



<取材を終えて>
 関西ナンバーワンレポーターといわれるタージンさんを「逆レポート」するのですから取材前は緊張しましたが、取材してみて本当に感心しました。
 「気配りの人」という呼称がピッタリなんです。
 とにかく相手の立場に立って、相手を立てて、常に腰の低い態度でありながらもグイグイと自分のペースに引き込んでいくんですね。
 タージンさんのお話をメモしていると、私の筆記スピードを確かめながらお話を中断してくださったり、写真撮影をしやすいようにさりげなく視線や表情を変えたりと。
 事務所を出るときも、飲食店に入るとき出るときも、常に自分はいちばん最後。
 タージンさんに、「どうぞ、どうぞ、どうぞ」と勧められると拒めないんです。
 どこから見ても健康そのものといった感じのタージンさんですが、やはり人知れず努力をなさっているんですね。ご自身の健康問題ともポジティブに付き合っていこうとなさるタージンさんの姿勢が、免疫力を高め、健康を維持できる要因なのかもしれません。
 蚕粉末のタブレット「ボスリン」が少しでも健康のお役に立っているのであれば幸いです。
 たとえお仕事といえども食事の量には気をつけてください。
 これからも益々のご活躍を祈っています!