生活習慣病の豆知識
- 生活習慣病の定義
生活習慣病は、不適切な食生活、運動不足、喫煙、過度な飲酒、ストレスなどが原因で発症する病気の総称です。代表的なものに糖尿病、高血圧、脂質異常症(高コレステロール)、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中などがあります。 - 「サイレントキラー」と呼ばれる理由
高血圧や糖尿病は、自覚症状がほとんどないまま進行し、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすことがあります。このため、「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれています。 - 日本人の三大死因と生活習慣病
日本の三大死因(がん・心疾患・脳血管疾患)のうち、心疾患と脳血管疾患は生活習慣病が大きく関与しています。食生活や運動習慣を改善することで、発症リスクを大幅に下げることが可能です。 - 食物繊維がカギを握る
食物繊維は血糖値やコレステロールの上昇を抑える働きがあります。特に、蚕粉末のような食物繊維が豊富な食品を取り入れることで、生活習慣病の予防に役立ちます。 - 1日たった10分の運動でOK
毎日10分間のウォーキングをするだけでも、血糖値や血圧の改善、脂肪燃焼効果が期待できます。忙しくても、エレベーターではなく階段を使う、通勤時に一駅歩くなどの工夫で運動量を増やせます。 - 「ながら運動」が効果的
歯磨きをしながらスクワット、テレビを見ながらストレッチなど、日常生活に運動を取り入れる「ながら運動」は、継続しやすく生活習慣病予防に最適です。 - 睡眠不足が肥満の原因に
睡眠が不足すると、食欲を抑えるホルモン(レプチン)が減少し、食欲を増進させるホルモン(グレリン)が増加します。その結果、食べすぎや糖質の過剰摂取につながり、肥満や糖尿病のリスクが上がります。 - 水をしっかり飲むことが大切
体内の水分が不足すると、血液がドロドロになり、動脈硬化や高血圧の原因になります。1日1.5~2リットルの水分補給を意識すると、血流が改善され、生活習慣病のリスクを下げられます。 - ストレス管理が健康のカギ
ストレスがたまると、交感神経が活発になり、血圧が上昇しやすくなります。また、ストレス解消のために暴飲暴食をしてしまうことも。適度な運動や趣味を楽しむことで、ストレスを上手に発散しましょう。 - 日本人の「かくれ糖尿病」が増加中
健診では正常でも、食後の血糖値が急上昇する「隠れ糖尿病(食後高血糖)」の人が増えています。早めに対策を取ることで、本格的な糖尿病を防ぐことができます。
生活習慣病は予防が大切なので、できることから少しずつ取り組んでいきましょう!