シルクに関する豆知識
1. シルクは人間の肌に近いタンパク質でできている
シルクの主成分は「フィブロイン」と「セリシン」というタンパク質。特にフィブロインは人間の肌や髪とよく似たアミノ酸組成を持っているため、肌に優しく、美容効果が期待されています。
2. シルクは紫外線をカットする
シルクには天然のUVカット効果があり、紫外線を約90%遮断すると言われています。そのため、シルクのスカーフや衣類は、日焼け対策にもおすすめです。
3. 蚕はシルクを1,000m以上紡ぐ
1匹の蚕が作る繭から取れる糸は、1,000〜1,500mにもなります。この長い糸を切れ目なく使うことで、美しいシルクの生地が作られます。
4. シルクは冬暖かく、夏涼しい
シルクは「吸湿性」と「放湿性」に優れており、夏は汗を吸収して蒸れにくく、冬は体温を閉じ込めて暖かく保つという特性があります。そのため、オールシーズン快適に着られる素材です。
5. シルクは火がつきにくい
シルクは燃えにくい性質を持っており、火がついてもすぐに炭化して燃え広がりにくいです。そのため、かつては貴族や王族が火事の際の安全性を考えてシルクの衣服を好んで着ていたとも言われています。
6. シルクの歴史は5,000年以上!
シルクの歴史は紀元前3,000年頃の中国にさかのぼります。伝説によると、黄帝の妃「西施(シリン)」が偶然蚕の繭がほどける様子を見て、シルクの糸を発見したと言われています。
シルクは蚕と人間の長い歴史が生み出した、まさに「自然の贈り物」といえますね!