糖尿病合併症「糖尿病性神経症」について
1、糖尿性神経症とは?
・糖尿病で血糖値が高い状態が長く続くと、神経が少しずつ傷ついてしまいます。
その結果、しびれ・痛み・感覚の鈍さ・内臓の不調などが起こる病気です。
⇒「糖尿病が原因で神経がダメージを受けた状態」です。
2、神経には大きく3種類あります:
・感覚神経 → しびれ・痛み・感覚が鈍くなる
・運動神経 → 筋力低下、歩きにくい
・自律神経 → 胃腸・心臓・膀胱・発汗などの調節が乱れる
⇒糖尿性神経症では、これらが単独または同時に障害されます。
3、よくある症状
① 手足のしびれ・痛み(いちばん多い)
・足の先がピリピリ・ジンジンする
・正座した後のような感覚がずっと続く
・触っても感覚が鈍い
・夜に痛みが強くなる
② 自律神経の症状
・立ちくらみ
・便秘や下痢を繰り返す
・胃もたれ・食欲不振
・汗をかきにくい/かきすぎる
・排尿しづらい・残尿感
・動悸
③ 感覚が鈍くなる危険
・ケガややけどに気づかない
・足に傷ができても痛くない → 悪化しやすい
⇒これが糖尿病の足潰瘍・壊疽(えそ)につながることもあります。
4、なぜ起こるのか?
◆高血糖が続くと:
・神経に栄養を送る血管が傷む
・神経そのものが糖でダメージを受ける
⇒ 結果:神経の信号がうまく伝わらなくなります
5、治療・対策の基本
① いちばん大事:血糖コントロール
・食事・運動・薬・インスリンなどで血糖値を安定させることが最優先
② 痛み・しびれへの治療
・神経の痛みを抑える薬
・ビタミンB12などの神経を守る薬
※「痛み止め」だけでは効かないことが多いです
③ 足のケアが超重要
・毎日足を見る(傷・水ぶくれ・赤み)
・裸足で歩かない
・きつい靴を履かない
・爪を深く切りすぎない
◆糖尿病性神経症は、血糖値が高い状態が長く続くことで神経が傷つき、手足のしびれや痛み、感覚が鈍くなるなどの症状が出る病気です。血糖コントロールと日々のケアがとても大切です。
